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決算資料を見ていろいろ考察するBlog

ゆうちょ銀行 2020年3月期 第1四半期決算 メモ

今年貯金額の上限を2倍に拡大しているゆうちょ銀行ですが、
決算資料を見てみました。

特色

預貯金額で国内最大。国債主体の運用を近年多様化。営業は郵便局に委託。貯金に上限規制
参考 (株)ゆうちょ銀行【7182】:株式/株価 - Yahoo!ファイナンス

対象の決算期

2020年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

ざっくり言うと

利ざやはYoYで減少。
ポートフォリオ国債が大きいので、短期的にはマイナスになってしまうが、
少しずつ証券を増やしつつ、貯金額の上限を広げることで更に資金を収集する。

2020年3月期第1四半期業績 (百万円)
指標 金額(百万円) YoY
経常収益
463,828
△1.4%
経常利益
105,721
△0.8%
親会社株主に帰属する四半期純利益
77,825
△0.6%
資産現状

2020年3月期第1四半期

項目 金額(百万円)
総資産
212,523,809
純資産
11,470,825

※ 2019年6月末の貯金残高は183.1兆円 (四半期で2.1兆円)

時価総額(2019/08/09 15:00)

4,513,500百万円

2020年3月期の連結業績予想(2019年4月1日~2020年3月31日)
指標 金額(百万円) YoY
経常利益
375,000
0.2%

感想

180兆円ものお金を預かり、積極的に投資に使えないなら
なかなか利益が出しにくい気もする。
改めて金利を見ると低すぎて、すごくもったいない状態であることを認識した。
そして、持っている純資産より時価総額のほうが低い。